処女のまま30歳を迎えた私の決断

30年間守り続けたもの

30歳の誕生日を迎えた時、私はまだ処女でした。特別な理由があったわけではありません。仕事に夢中で、気づいたら30歳になっていた、それだけです。

公務員として真面目に働き、趣味も充実していて、決して不幸ではありませんでした。でも、友人たちが恋愛や結婚の話をする中で、私だけが取り残されているような孤独感を感じていました。

「このまま一生経験しないまま終わるのかな」そんな不安が、日に日に大きくなっていきました。

プロに任せようと思った理由

マッチングアプリも試しました。でも、30歳で処女という事実を、どのタイミングで伝えればいいのか分からず、結局誰とも深い関係になれませんでした。

女性向け風俗の存在を知った時、「これだ」と思いました。プロなら、私の状況を理解してくれる。変に気を遣われることもなく、安全に経験できる。

何より、「初めて」を丁寧に扱ってくれるという確信がありました。

想像以上に丁寧なカウンセリング

予約の際、「30歳で処女です」と正直に伝えました。返信は「大切な決断をしてくださり、ありがとうございます。責任を持って対応させていただきます」という真摯なものでした。

当日、セラピストさんは想像以上に時間をかけてカウンセリングをしてくださいました。なぜ今まで経験がなかったのか、何を不安に思っているか、どんなことを期待しているか...。

「30歳まで守ってきたものを、私たちに託してくださること、本当に光栄です」という言葉に、涙が出そうになりました。

恐怖心を一つずつ解消

正直、怖かったです。痛みへの恐怖、未知への不安、そして「もう後戻りできない」というプレッシャー。

でも、セラピストさんは本当に優しく、段階的に進めてくださいました。「怖くなったらいつでも止められます」「あなたのペースで大丈夫です」という言葉に救われました。

まずは服を着たまま、手を握ることから。次に、優しい抱擁。一つ一つのステップを、私が受け入れられるまで待ってくださいました。

初めての経験は想像と違った

実際の初体験は、想像していたものとは全く違いました。

痛みはありましたが、セラピストさんの配慮で最小限でした。それよりも、「ついに経験した」という感慨と、意外な心地よさに驚きました。

「これが男女の営みなのか」という発見と、「30年待った甲斐があった」という満足感。複雑な感情が入り混じりましたが、後悔は全くありませんでした。

処女を卒業して感じたこと

施術後、不思議な解放感がありました。30年間背負っていた「処女」というレッテルから解放された感覚。

でも同時に、「処女かどうかなんて、実はそんなに重要じゃなかった」とも思いました。経験の有無で、私の価値が変わるわけではない。

ただ、「知らない世界を知った」という経験は、確実に私の視野を広げてくれました。

自信を持って生きられるように

あの体験から3ヶ月、私の人生は少しずつ変わっています。

まず、恋愛に対して積極的になれました。「経験がない」というコンプレックスがなくなったことで、男性と自然に接することができるようになりました。

最近、職場の同僚とデートをしました。まだ関係は始まったばかりですが、以前のような焦りや不安はありません。自分のペースで、関係を深めていけそうです。

30歳からの新しいスタート

30歳で処女を卒業したこと、それをプロに託したこと。世間的には理解されないかもしれません。

でも、私にとっては最良の選択でした。安全で、丁寧で、トラウマになることもなく、むしろ素敵な思い出として心に残っています。

今、31歳になった私は、恋愛も仕事も充実しています。30歳での決断が、新しい人生のスタートになりました。