トラウマを乗り越えて中イキを体験
過去の経験が作った心の壁
大学院1年生の私には、性に対する苦手意識がありました。大学時代の元彼との経験で、「私は感じにくい体質なんだ」と思い込んでいました。
元彼は自分本位で、私が痛いと言っても無理やり続けるような人でした。その時の経験がトラウマになり、性行為自体に恐怖心を持つようになっていました。
研究に打ち込むことで、恋愛から遠ざかっていましたが、心のどこかで「このままでいいのか」という不安もありました。
カウンセリングから始まった変化
大学院のカウンセリングルームで相談したところ、「性の悩みは専門家に相談することも大切」とアドバイスを受けました。そこで初めて女性向け風俗の存在を知りました。
最初は抵抗がありましたが、「トラウマケアも行っている」というお店を見つけ、勇気を出して連絡しました。電話で事情を説明すると、とても親身に対応してくださいました。
「焦らず、あなたのペースで大丈夫です。まずはカウンセリングだけでも」と言っていただき、安心して予約できました。
安心できる環境での第一歩
初回は本当にカウンセリングだけでした。セラピストさんは心理カウンセラーの資格も持っている方で、私の話をじっくり聞いてくださいました。
「あなたが感じにくいのではなく、適切な刺激と環境がなかっただけです」という言葉に、目から鱗が落ちる思いでした。
2回目の訪問で、ようやく施術を受ける決心がつきました。「怖くなったらすぐに止めます」という約束のもと、ゆっくりと始めていただきました。
丁寧な施術で溶けていく緊張
セラピストさんの手つきはとても優しく、私の反応を常に確認しながら進めてくださいました。「大丈夫ですか?」「痛くないですか?」と何度も聞いてくださり、安心感がありました。
最初は体が硬くなっていましたが、アロマの香りと優しいタッチで、少しずつリラックスできるようになりました。今まで知らなかった、心地よい感覚に驚きました。
「体が喜んでいますね。あなたの体は正常に反応していますよ」と言われ、自信が少しずつ戻ってきました。
予想外の深い快感
十分にリラックスした後、膣内への刺激が始まりました。過去の痛い記憶がよぎりましたが、セラピストさんの優しい声かけで落ち着きを取り戻せました。
すると、今まで感じたことのない心地よさが広がってきました。「痛くない、むしろ気持ちいい...」という発見に、自分でも驚きました。
そして、体の奥から湧き上がる強い快感。初めての中イキでした。涙が止まりませんでしたが、それは痛みではなく、解放感と喜びの涙でした。
自分の体を愛せるようになって
この体験で、私の体は壊れていないこと、ちゃんと感じることができることを知りました。問題は私ではなく、過去の相手と環境だったのです。
セラピストさんから「あなたは素晴らしい感受性を持っています。それを大切にしてください」と言われ、初めて自分の体を肯定的に捉えられるようになりました。
トラウマが完全に消えたわけではありませんが、「私も幸せになっていいんだ」と思えるようになったことが大きな変化です。
研究にも前向きな変化が
意外なことに、この体験は研究生活にも良い影響を与えました。自己肯定感が上がったことで、発表や議論にも積極的になれるようになりました。
心と体はつながっているんだと実感しました。自分を大切にすることで、他の面でも自信が持てるようになったのです。
今は、いつか素敵なパートナーに出会えたら、この経験を活かして幸せな関係を築きたいと思っています。焦らず、自分のペースで。
トラウマを抱える女性へ
過去の辛い経験で、自分の体や性に対して否定的になっている方へ。あなたは壊れていません。適切なケアとサポートがあれば、必ず癒されます。
トラウマケアに理解のある専門家を選ぶことが大切です。焦らず、自分のペースで向き合ってください。
中イキは単なる快感ではなく、自分の体を肯定し、愛することの象徴でもあります。それは、あなたが幸せになる権利を取り戻すことでもあります。
一人で悩まないでください。適切なサポートを受けることは、自分を大切にする第一歩です。あなたにも必ず、幸せな未来が待っています。