初めての一人暮らしで見つけた自分らしさ
厳格な家庭からの解放
私は地方の厳格な家庭で育ちました。門限は18時、恋愛禁止、スマホも高校卒業まで持たせてもらえませんでした。大学進学を機に東京で一人暮らしを始めて、初めて「自由」というものを知りました。
でも、自由になったはいいものの、何をしていいのかわからない。友達は恋愛の話で盛り上がっているのに、私は男性と話すことさえ緊張してしまいます。
22歳になっても、自分の体のことをよく知らない。性教育も「そういうことは結婚してから」と教えられてきました。
友達からの衝撃的な話
ある日、仲の良い友達が女性向け風俗の話をしてくれました。「え、そんなのあるの?」と驚きました。友達は「自分の体を知ることは大切だよ」と言ってくれました。
最初は「そんな場所に行くなんて...」と抵抗がありました。でも、同時に強い好奇心も湧いてきました。自分の体について、ちゃんと知りたいという気持ちが。
1ヶ月悩んだ末、「大学生のうちに、自分と向き合おう」と決心しました。
プロの優しさに包まれて
予約の電話をする時、手が震えました。でも、受付の方がとても優しく対応してくださって、少し安心しました。
当日、セラピストさんは私の緊張を察してか、まずはゆっくりお話をしてくださいました。厳格な家庭で育ったこと、恋愛経験がないこと、自分の体について知らないこと...
「大丈夫ですよ。みんな最初は知らないことだらけです。今日は自分を知る第一歩だと思ってください」という言葉に救われました。
初めて知った自分の体
施術が始まると、今まで感じたことのない感覚に驚きました。「体ってこんなに敏感なんだ」「こんなところが気持ちいいんだ」という発見の連続でした。
セラピストさんは、一つ一つ丁寧に説明してくださいました。「ここは○○という場所で」「こういう風に触れると」と、まるで体の授業のように。
恥ずかしさよりも、「知らなかったことを知る喜び」の方が大きかったです。
自分を肯定できるようになった
一番驚いたのは、施術後の自分の変化でした。鏡を見ると、なんだか顔が明るくなっていました。自分の体を知ったことで、自信が持てるようになったんです。
今まで「女性らしくない」「経験が少ない」とコンプレックスに思っていたことが、実は普通のことだったと気づきました。
「私は私のペースでいいんだ」と思えるようになりました。
恋愛への一歩
あの体験から2ヶ月、私の生活は少しずつ変わってきました。男性と話すことへの抵抗感が薄れ、サークルの飲み会にも参加するようになりました。
先日、同じゼミの男子から告白されました。まだ付き合うかどうか迷っていますが、「恋愛してもいいんだ」と思えるようになったことが大きな進歩です。
自分を知ることで、他人との関係も築きやすくなったような気がします。
親への感謝と自立
厳格に育ててくれた親を恨んでいた時期もありました。でも今は、親なりに私を守ろうとしてくれていたんだと理解できます。
ただ、私は私の人生を生きる必要がある。親の価値観と自分の価値観は違っていい。そう思えるようになりました。
22歳の今、やっと本当の意味で「大人」になれた気がします。
同じような環境で育った方へ
厳格な家庭で育った方、恋愛経験が少ない方、自分の体について知らない方へ。それは恥ずかしいことではありません。
人にはそれぞれのペースがあります。22歳でも、25歳でも、30歳でも、「遅い」なんてことはありません。
大切なのは、自分と向き合う勇気を持つこと。自分の体を知り、自分を大切にすることから始めましょう。
一歩踏み出せば、きっと新しい世界が広がっています。自分らしく生きることは、素晴らしいことです。