バイセクシュアルの私が見つけた新しい扉

26歳・会社員|2024年3月体験

自分のセクシュアリティに向き合って

私は高校生の頃から、女性に対して恋愛感情を抱いていました。大学時代も社会人になってからも、ずっと女性とお付き合いしてきました。でも、心のどこかで男性にも興味があることを自覚していました。

「私はバイセクシュアルかもしれない」と思い始めたのは、最近のことです。でも、今まで男性との経験がないので、本当にそうなのか確信が持てませんでした。

現在彼女がいる状況で、男性との経験を求めるのは複雑でした。でも、自分のセクシュアリティを理解することは、今後の人生にとって重要だと感じていました。

安全な環境での探求

女性向け風俗なら、恋愛感情を混ぜることなく、純粋に身体的な体験として男性との接触を試せると思いました。プロなら、私の状況も理解してくれるはずです。

問い合わせの際、「バイセクシュアルかもしれないが、男性経験がない」と正直に伝えました。「セクシュアリティの探求は自然なことです。安心してお越しください」という返信に、勇気づけられました。

彼女には内緒での体験でしたが、「自分を知ること」は、結果的に彼女との関係にもプラスになると信じていました。

初めての男性との接触

セラピストさんにお会いした時、正直緊張しました。今まで恋愛対象として男性を意識したことがなかったので、どう反応すればいいのか分からなかったからです。

でも、セラピストさんは私の状況を理解して、とてもスローペースで進めてくださいました。「無理は禁物です。自然な反応に任せてください」という言葉で、肩の力が抜けました。

最初はただの肌の接触でしたが、男性特有の体温、筋肉の感触、すべてが新鮮でした。「あ、これは女性とは違う」という発見がありました。

新しい感覚への驚き

施術が進むにつれて、予想していなかった反応が体に現れました。頭では「どうかな?」と思っていたのですが、体は正直に反応していました。

女性との体験とは全く違う種類の快感。力強さ、主導権を握られる感覚、包まれるような安心感。すべてが新しく、そして確かに気持ち良いものでした。

「ああ、私は本当にバイセクシュアルなんだ」という確信が湧いてきました。それと同時に、自分の性的指向に対する迷いが消えました。

セクシュアリティの受容

施術後、セラピストさんと話をしました。「今日の体験はいかがでしたか?」と聞かれ、「自分のことがよく分かりました」と答えました。

「セクシュアリティは流動的なものです。今日の発見は、あなたの大切な一部です」という言葉に、深く納得しました。

バイセクシュアルであることは、決して恥ずかしいことでも、複雑なことでもない。ただ、私の自然な姿なんだと受け入れることができました。

彼女との関係への影響

体験から1週間後、勇気を出して彼女に話しました。最初は驚いていましたが、「それも含めてあなたを愛している」と言ってくれました。

「隠し事があると思って心配していた。正直に話してくれてありがとう」という彼女の言葉に、安堵しました。

今では、お互いのセクシュアリティについてオープンに話せる関係になりました。私がバイセクシュアルであることを受け入れてくれる彼女との絆が、より深まったと感じています。

自分らしく生きる自信

この体験を通じて、自分のセクシュアリティを完全に受け入れることができました。バイセクシュアルであることは、私の大切なアイデンティティの一部です。

将来、彼女との関係がどうなるかは分かりません。でも、自分を理解していることで、どんな選択をしても後悔しないと思います。

職場でも、以前より自信を持って行動できるようになりました。自分を偽る必要がないと分かったことで、すべてにおいて自然体でいられるようになりました。

多様性の美しさ

人間のセクシュアリティは、本当に多様で美しいものだと思います。ヘテロセクシュアル、ホモセクシュアル、バイセクシュアル...どれも自然で正常なことです。

大切なのは、自分自身を知り、受け入れること。そして、パートナーや周りの人たちと正直に向き合うことだと学びました。

セクシュアリティに迷いがある方へ

自分のセクシュアリティに疑問を持つことは、とても自然なことです。それを探求することに、罪悪感を感じる必要はありません。

安全で理解のある環境で、自分の本当の気持ちと向き合ってみてください。体験することで見えてくる真実があります。

どんな結果になっても、それはあなたの大切な一部です。バイセクシュアルも、他のどんなセクシュアリティも、美しい個性です。

自分らしく生きる勇気を持ってください。きっと、理解してくれる人たちが周りにいるはずです。