レズビアンの私が男性セラピストを選んだ理由

27歳・エンジニア|2024年2月体験

自分のセクシュアリティと向き合って

私は、自分がレズビアンだと自覚してから5年になります。今は素敵な彼女もいて、幸せな日々を送っています。でも、ずっと心の奥に「男性との経験がないまま、本当に自分を理解できているのか」という疑問がありました。

恋愛感情は女性にしか抱きません。でも、「身体的な快感」という意味では、経験したことのないものを否定するのは早いのではないか、と思うようになりました。

友人にも相談できない悩みを抱えて、モヤモヤした日々を過ごしていました。

プロなら安心できると思った

女性向け風俗の存在を知ったとき、「これなら安心して体験できるかも」と思いました。恋愛感情抜きで、純粋に身体的な経験として向き合えるから。

問い合わせの際、正直に「レズビアンですが、男性の施術を体験してみたい」と伝えました。返信は「性的指向に関わらず、すべての女性に開かれたサービスです」という温かいものでした。

「恋愛感情と身体的快感は別物です。新しい発見があるかもしれませんね」という言葉に、背中を押されました。

想像と違った男性セラピスト

正直、男性セラピストに会うのは緊張しました。でも、実際に会ってみると、想像していた「男性」のイメージとは全く違いました。

威圧感は全くなく、物腰が柔らかで、話し方も優しい。「プロフェッショナル」という言葉がぴったりの方でした。

「緊張されていますね。無理に何かをする必要はありません。今日は、ご自身のペースで体験してください」という言葉に、肩の力が抜けました。

技術の高さに純粋に感動

施術が始まってすぐに感じたのは、「これは恋愛とは全く別次元のもの」ということでした。

男性の大きな手、力強くも優しいタッチ、女性とは違う体温。すべてが新鮮で、純粋に「気持ちいい」と感じました。

特に驚いたのは、女性の体を知り尽くしているということ。どこをどう触れば気持ちいいか、完璧に理解していて、技術の高さに感心しました。

新しい感覚の発見

彼女との経験とは全く違う感覚に、戸惑いながらも新鮮な驚きを感じました。男性特有の力強さが生み出す快感は、今まで知らなかったものでした。

「これが異性との快感なのか」と、純粋に身体的な発見として受け止めることができました。恋愛感情とは関係なく、単純に「気持ちいい」という感覚。

オーガズムに達したとき、「ああ、これも私の体の一部なんだ」という、不思議な充実感がありました。

自分のセクシュアリティは変わらない

施術後、セラピストさんと話をしました。「どうでしたか?」と聞かれ、正直に「新しい発見がありました。でも、私はやっぱり女性が好きです」と答えました。

セラピストさんは笑顔で「それでいいんです。今日の体験は、あなたのセクシュアリティを変えるものではありません。ただ、新しい扉を開いただけです」と。

この言葉で、すべてがストンと腑に落ちました。体験することと、性的指向は別物なんだと。

彼女との関係にも良い影響

意外だったのは、この体験が彼女との関係にも良い影響を与えたことです。

新しい感覚を知ったことで、彼女との時間により積極的になれるようになりました。「男性にはできないこと」も明確になり、彼女の存在がより特別なものになりました。

彼女には詳細は話していませんが、「最近、積極的になったね」と喜んでくれています。

自分を知ることの大切さ

この体験を通じて学んだのは、「知らないことを否定するのではなく、知った上で選択することの大切さ」です。

私は体験した上で、やはり女性が好きだと再確認できました。でも、男性との身体的な快感も否定しません。それは単に、私という人間の一部だから。

セクシュアリティに悩む方へ

性的指向は人それぞれ。レズビアン、バイセクシュアル、ヘテロセクシュアル...どんな指向でも、それは素晴らしい個性です。

でも、「経験したことがないから分からない」という思いがあるなら、安全な環境で体験してみるのも一つの選択肢です。

プロのセラピストなら、あなたのセクシュアリティを尊重しながら、新しい体験を提供してくれます。それは、自分を否定することではなく、より深く知ることです。

どんな結果になっても、それはあなたの大切な一部。否定する必要はありません。