「ママ」だけでは息が詰まりそうだった

5歳の娘を育てながら事務のパートをしています。 離婚してから3年、仕事、育児、家事の繰り返しで、自分のことはいつも後回し。 髪を切る時間もなく、メイクもしなくなり、鏡を見るたびに「これが私？」と思うようになっていました。

ある日、保育園のママ友から「最近、疲れてるよね。たまには自分の時間を作った方がいいよ」と言われました。 その友人が教えてくれたのが、こちらのサロンでした。 「子持ちでも大丈夫」「女性としての癒し」という言葉に惹かれ、思い切って予約を取りました。

「お母さん」ではなく「一人の女性」として

サロンに入った瞬間、アロマの優しい香りに包まれて、心がフッと軽くなりました。 セラピストさんは、私を「○○ちゃんのママ」ではなく、一人の女性として接してくれました。 それがこんなに嬉しいとは思いませんでした。

施術中は、久しぶりに「何も考えない時間」を過ごしました。 娘のこと、明日の仕事のこと、家計のこと...全てが頭から消えて、 ただ純粋に「気持ちいい」と感じることができました。 涙が自然と流れて、ずっと張り詰めていたものが溶けていくようでした。

忘れていた感覚を取り戻して

月に2-3回通うようになってから、明らかに変化がありました。 まず、自分の身体に意識が向くようになり、スキンケアをするようになりました。 久しぶりに口紅を買ったり、新しい服を選んだり。 「ママ」である前に「女性」であることを思い出しました。

何より大きかったのは、精神的な余裕ができたことです。 娘に対しても以前より優しく接することができるようになり、 「ママ、最近笑ってることが多いね」と言われるようになりました。

自分を大切にすることの意味

この経験を通して学んだのは、「自分を大切にすることが、周りの人も幸せにする」ということです。 母親だからといって、自分を犠牲にする必要はない。 女性としての喜びを感じることで、もっと良い母親になれるんだと気づきました。